近江八幡市域の県幹線道路を整備します! 滋賀県議会議員 ありむら国俊

2015年1月27日

 滋賀県は内陸工業県として発展してきたものの、国道1号・8号及び高速道路周辺の道路整備が、交通需要の増大に対して追い付いていない課題があります。また、周囲が山であることから、異常気象時に他府県とのアクセス性が弱いことも指摘されています。

 平成25年3月に策定した「滋賀県道路整備アクションプログラム2013」において、近江八幡市域で計画している3路線=大津能登川長浜線「安土・能登川工区」、大津守山近江八幡線「中部湖東幹線」、近江八幡竜王線「岩倉バイパス」について、現状をご説明します。いずれも、近江八幡市中心部へ向かう県幹線道路として、将来の近江八幡市にとって、非常に重要な道路です。

 まず、大津能登川長浜線「安土・能登川工区」は、現在、東近江市側(能登川)が平成29年度供用に向け整備を進めています。近江八幡市側(安土城腰越峠~安土町下豊浦)においては、東近江市側の整備に引続き速やかに着工できるよう準備が必要で、まずは早期のルート決定に向け、平成27年度に「概略設計」を予定しています。関係者と緊密な調整を図るよう県に対して強力に働きかけています。

 次に「中部湖東幹線」は、守山市域まで整備が進んだ都市計画道路・大津湖南幹線に接続する計画です。近江八幡市内での工事着工までには、もう暫く時間を要します。しかし、牧町の人家中において、現県道の道幅が狭く事故が多発している状況を解消し、安全確保を図るため「牧バイパス」について先行整備を進めるよう特に尽力しています。

 最後に「岩倉バイパス」は、「六枚橋交差点(改良工事中)」や「岩倉交差点」の渋滞解消を目的とする、新たなバイパス計画です。過去に県から計画ルートを示しましたが、バイパス整備した際の効果(渋滞解消)について交通流解析など行い再度検証した後に、最適案として皆様にお示しできるよう取組んでいます。

新たな道路整備を進める際には、近江八幡市の将来を見据えて、どのような形で、どのようなルートで整備を進めるのが最善であるか。近江八幡市、地元、関係者のご意見を伺いながら、一緒に考え完成へ向け着実に進めます。


 また、新たな道路整備だけでなく、既存の橋梁等の道路施設を安全に末永く使用できるよう計画的に維持修繕を進めます。子供たちが日々使用する通学路を安全な空間として提供していくことも非常に重要であり、今後も引続きしっかり取組みます。

県議会でのこれまでの実績と、仕込んだ数々の計画、構想を確実に具現化するため

これからも皆様のお力添えとご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。