滋賀県立の高等学校を建て替えよう。   滋賀県議会議員 ありむら国俊

2021年2月11日

県議会選出の監査委員として近頃は滋賀県立の高等学校へ赴いています。

校長先生や教頭先生からは「校舎が古くて雰囲気が暗い、トイレの強烈な悪臭にほとほと弱っている」と監査時に伺います。

滋賀県立の高等学校は45校(中高一貫3校含)あります。一般的に校舎の建て替えの目安は築40年ですが、実は築50年以上の校舎が全体の6割を占め、極めて深刻な状況です。

一方、老朽化した市町立の小・中学校については建て替えの計画、あるいは既に建て替わっていますが、どういう訳か県立の高等学校については具体的な建て替えの計画がありません。

理由は、数年前に学校の老朽化対策について文部科学省が「建て替えよりも長寿命化の改修が安価」と結論付けて、都道府県の教育委員会に示した事情に起因していると思われます。

しかし、老朽化は様々な問題を引き起こす可能性があり、建て替えの計画を先送りすることはできないはずです。

発注者の滋賀県は発想を転換して、建設に関わる設計者・施工者もコスト意識をより高め、今の時代にマッチする施設構造(機能性・効率性)で計画すれば、文部科学省の言う長寿命化の改修ではなく、自ずと建て替えの方向が定まると思います。

これまで、滋賀県立の高等学校のあり方については「適正な学校数、建て替え、場合によっては移転も含めて検討し、生徒が快適に学び実力を上げるために進化する学校環境を整えよう」と県教育委員会に提案してきました。

新しい素敵な学校には入学志願者が増え、本来の目的とする学力の向上を導く可能性が高まります。

最後に、この数年間で大きく進展した普通教室へのエアコン設置ですが、もう一つ、避難所として役立つ学校体育館へのエアコン設置が追い付いていません。年々猛暑が厳しくなることから懸案事項として合わせて県教育委員会と検討を始めます。