県議会で質問。竜王町の被害(台風21号)について。   滋賀県議会議員 ありむら国俊

2017年12月14日

台風21号による豪雨の影響で近江八幡市・竜王町においても甚大な被害が発生しました。特に竜王町においては新川が決壊するなど広域な氾濫と事業場が浸水したことから油が流出し(事業場に瑕疵なし)、水路や農地への影響が懸念されているところです。県議会議場での主なやりとりをご報告いたします。

有村=一級河川 新川の決壊箇所の復旧および抜本的な改修について。

土木交通部長=堤防の再構築、積ブロックによる護岸の整備を予定しております。竜王町から要望が出ている老朽化護岸の改修も順次進めてまいります。

有村=日野川の直轄事業化や整備実施区間の延伸など河川整備計画の見直しについて。

土木交通部長=平成30年度に向けた予算確保や直轄事業化の必要性について地域の実情を丁寧に国へ説明しております。竜王町では蛇行区間で昔から氾濫が多く地域の方々が益々不安になられていることからも今後も粘り強くハード整備の重要性を強く訴えてまいります。現在の整備実施区間より上流については関係市町や住民の声をお聞きした上で検討してまいります。

有村=廃棄物の処理について。

琵琶湖環境部長=国の補助金にかかる災害等廃棄物処理事業を環境省へ提出しております。生活環境の確保に向けて早期に処理が進められるよう当該補助事業の採択に向け、県としても必要な助言や調整に努めるなど竜王町の対応を積極的に支援してまいります。

有村=水路や河川における油の影響の収束に向けた基準の考え方について。

琵琶湖環境部長=住民の皆様と行政の協働により水路や河川における油の影響は収束に向かっていると判断しております。今後も降雨時に水質調査を実施すると共にその結果を竜王町、住民の皆様、関係機関と共有しつつ収束の判断をしてまいります。

有村=来年の作付けに対する不安を払拭するための県の指導について。

農政水産部長=竜王町と連携し役割分担して必要な調査を実施しております。油が土壌に浸み込んでいると判断された圃場については国の災害復旧事業等を活用した土の入れ替え等による農地の復旧、土壌表面のみに油が認められた圃場については油の分解がより速く進むよう消石灰等の散布の対応が必要と考えております。こうした取組を進めつつ来年春の水稲の作付け準備前には改めて土壌の油分調査を行うなど安心して営農が再開されるよう指導・助言をしてまいります。

有村=国の災害復旧事業の採択に向け竜王町に対しての支援について。

農政水産部長=国の災害復旧事業を所管する近畿農政局へ県から事前の相談を行うと共に現地調査を要請し、被害範囲を特定する判断基準の明確化など査定に向けて整理すべき項目について指導を受けました。来年春の水稲の作付けなどに間に合うよう竜王町に対し精一杯支援してまいります。

有村=日頃から国の事業費を滋賀県へ「オン」して頂けるように、国の行政機関と信頼関係を広く深く構築するために人脈を駆使して活動することを心掛けています。日野川の直轄事業化は関係者が力を合わせて、それぞれが持つ得意な人脈を駆使して日野川の直轄事業化を実現させるためのフォーメーションを整え、より戦略的に展開したいと考えています。国土交通省河川局の限られた予算をいかに獲得するかは「課題は同時に可能性」の姿勢がキーとなります。