「いじめ、暴力、不登校」解決に乗り出す。  滋賀県議会議員 ありむら国俊

2022年11月11日


滋賀県教育委員会が先月末に発表した県内の公立小学校、公立中学校、県立高等学校および県立特別支援学校における「いじめ、暴力、不登
校」の現状について、令和3年度と前年度を比較してお知らせします。


【いじめ】
○小学校7,457件(1,304件増加)
〇中学校2,114件(239件増加)
〇高等学校207件(30件増加)
〇特別支援学校45件(27件増加)


【暴力行為】
〇小学校569件(9件増加)
〇中学校361件(10件減少)
〇高等学校51件(7件増加)


【不登校】
〇小学校1,066人(215人増加)
〇中学校1,835人(477人増加)
〇高等学校727人(35人増加)
・全日制573人(15人増加)
・定時制154人(20人増加)


国は平成25年に「いじめ防止対策推進法」を公布し、本県は平成26年に「滋賀県いじめ防止基本方針」を改定して「ストップいじめアク
ションプラン」をスタートさせましたが、今に至っても十分な成果を収めることが出来ていません。
私は今回の事態を重く受け止め、以前から県議会常任委員会や特別委員会で(幾度も)主張してきた「いじめ、暴力、不登校」の解決に向け
た提案を11月定例会議で改めて行いたいと思います。
提案の骨子は、全学校のクラス毎に委員長を設ける内容です。つまり、いじめ対策委員長、暴力対策委員長、不登校対策委員長をクラスメー
トからそれぞれ選任し、ワンチーム一丸となって協力し強い意志で解決に乗り出す体制を構築するものです。(委細は本会議場で)

願わくは、滋賀発の試みとして全国に波及すれば有難いですし、児童生徒が安心して明るく過ごす事ができる校内環境を整えられるよう丁寧
に取り組みを進めてまいります。