滋賀県議会議員 ありむら国俊
先般、滋賀県シルバー人材センター連合会の職員さんから「お元気なのに朝から一日中テレビをつけて、何もやる気が起こらない方が居られるようであればお声かけしたい」と伺いました。
今回は、シルバー人材センターの活用について寄稿させて頂きます。
私たちは、かつてない長寿社会、つまり「人生100年時代」に生きています。
この半世紀で日本の高齢者は10歳以上若返り、平均寿命は延び、歩行速度も驚異的に速まっていると分析されています。齢を重ねても時代の変化と流れをしっかり捉え、未来志向で前へ進む意欲があれば本当に幸せなことと思います。
さて、滋賀県シルバー人材センター連合会の報告によりますと、令和4年度の滋賀県内13市6町の会員数は約1万3千人、就業延べ人数は百万人を超え、契約金額は約53億円に達したそうです。
業務内容は、襖、障子、網戸の張替え、植木の剪定、簡易な大工、左官仕事、和洋裁、販売員、店番、書類・伝票・帳簿整理、毛筆筆耕、宛名書き、賞状書き、調査事務(アンケート調査)、受付事務、経理事務、パソコン指導、福祉家事援助サービス(掃除、洗濯、食事作り、買い物、病院の付き添い)、子育て支援サービス(留守番・幼児の送迎)、その他社会活動サービス(遺跡発掘)などです。
皆様も、これならできる、得意分野があるのではないでしょうか。
人生で最も大切なことが、楽しく日々を過ごすことであるとすれば、カレンダーや手帳などに予定や計画を記入していくことは効果があると思います。すなわち、予定や計画を立てることが明日への生きがいへ繋がるものと私は考えます。 毎日の充実、健康の維持、地域社会への参画という意味からも、シルバー人材センターをご活用されてみてはいかがでしょうか。