お正月の団欒に「記憶」、「記録」の継承を!  滋賀県議会議員 ありむら国俊

2016年12月18日

滋賀県議会11月定例会議は、明日議案の採決を行います。年の瀬も押し詰まり平成28年も余すところ11日となりました。「あれやこれや」と多忙な毎日をお過ごしの事と存じます。

毎年「あっ」という間に過ぎ去る1年ですが、以前ご紹介した「ジャネーの法則」を年々痛感しています。

滋賀報知新聞社への投稿締切(12日中)まであと2時間。キーボードを打ちつつ1年を振り返り「今年の出来事は?」記憶を辿るも然程覚えていないことが判明しました。人間の記憶構造的な問題か、あるいは個人的な問題か(笑)。早速インターネットで「平成28年 出来事」を検索したところ、北海道新幹線・熊本地震・伊勢志摩サミット・オバマ大統領広島訪問・参院選・小池都知事・リオデジャネイロ五輪パラリンピック・天皇陛下ビデオメッセージ・米大統領選トランプ氏・大隅氏ノーベル賞とありました(時事通信抜粋12日現在)。

念のため「記憶」を検索したところ、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に大きく3つに分類され、感覚記憶は外部から刺激を受けた時に起こる1~2秒ほどの最も保持期間が短い記憶。短期記憶は情報を短時間保持する記憶。長期記憶は短期記憶の情報を「維持リハーサル」によって情報の保持時間を伸ばすことができる記憶。なお記憶の過程は記銘保持想起再生、再認、再構成)忘却の流れとありました(ウイキペディア抜粋)。私も諸々の記憶を忘却しないよう「維持リハーサル」を心掛けたいと思います。ところで、9日一般質問で登壇し「干拓農業の課題」を採り上げました。約50年前の「琵琶湖干拓史」の分厚い記録本を閲読したからこそ、入植された方々の血の滲むような苦労を垣間見ることができました。また4日~5日「ありむら国俊 後援会 東京バス旅行(第9回)」竜王町の皆様と共に訪れた国立公文書館において、総務省や内閣府などの重要な行政文書、司法文書、終戦の詔書、絵巻物の保存について現在及び将来の国民の利用に供するための取組みを学びました。

そこで提案です。お正月の団欒に、私たちが保持する「記憶」、「記録」を家族や友人に披露しては如何でしょうか。後世への継承が最も大切な事と考えるからです。

本年もお世話になり有難うございました。滋賀県のさらなる発展、飛躍に向けて来年もより一層の努力を重ねて参ります。良いお年をお迎え下さい。