びわ湖ホール音楽会へ出かけよう!「ホールの子」事業の拡充へ。

2016年11月13日

                  滋賀県議会議員  ありむら国俊

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールは、文化発信の拠点を目指して滋賀県が245億円を投資し平成10年に完成しました。アクトシティ(浜松市)、新国立劇場(東京)に次いで国内3棟目の本格的なオペラバレエ舞台を備える芸術ホールです。

日本離れした美しいロケーションのため、イタリアのミレッラ・フレーニ(ソプラノ歌手)は「びわ湖ホールをイタリアへ持って帰りたい」と語り、ロシアのイリーナ・メジューエワ(ピアニスト)は「他にはない素晴らしいロケーションに驚き、近くに引っ越したいと思った」と語っています。音響家による優良ホールのベスト100に選ばれ、関西オペラの拠点として総理大臣賞も受賞しています。

滋賀県では、びわ湖ホール音楽会へ出かけよう!「ホールの子」事業を毎年度実施しています。びわ湖ホール声楽アンサンブルと豪華オーケストラによる生演奏を子どもたちに披露し、舞台芸術に直接触れる(出遇う)機会を提供する事業です。対象校は県内の小学校、特別支援学校(小学部・中学部・高等部)、各種学校(一般教養)、適応指導教室です。

ご承知の通り、びわ湖フローティングスクール「うみの子」事業は県内全ての小学5年生が対象(昭和58年就航以来の乗船児童数=約52万人)です。一方「ホールの子」の参加状況を調査したところ、毎年参加している学校と参加していない学校があることが判りました。

「ホールの子」事業は子どもたちの創造性を育む大切な事業です。「うみの子」事業と同様に、願わくは県内全ての子どもたちが等しく本物の舞台芸術に触れる(出遇う)機会を実現するために「ホールの子」事業の拡充へ向け関係機関と調整を始めています。

私たちの滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」では、年間を通じて様々なジャンルの催しが企画されています。ホームページ等でご確認いただければ幸いです。芸術の秋、ご家族やご友人と「びわ湖ホール」へ赴き楽むという企画は如何でしょうか?