ドライブレコーダーの購入に補助制度を。滋賀県議会議員 ありむら国俊

2019年8月31日

昨年、名神高速道路 竜王インターチェンジで、下りの走行車線へ合流しようとした時の出来事です。

右ウインカーを点滅、右ドアミラーで後方を確認、いざ走行車線へ。とその時、クラクションが鳴り「ヒャッ」。真後ろに車が迫っていたのです。

瞬く間に真後ろの車は、追い越し車線に移動し、追い越す体勢へ。

先方は確実に青筋を立てているはず。お詫びするために、車がちょうど並んだタイミングで、右を向いてペコリ。ところがどっこい、運転手の男性(60歳ぐらい)は、何事もなかったかのような穏やかな表情で前方を直視して、そのまま追い越して行きました。

普通なら左を向いてジロリと一瞥するはず。あり得ない展開に目を洗われる思いでした。安全確認の過失を猛省すると同時に、これまでの運転観が転じた瞬間でした。以来、この方を手本とし運転しようと心掛けています。

ところで、茨城県の常磐自動車道で、あおり運転殴打事件が発生するなど各地で被害が相次いでいます。

滋賀県警察は、ヘリコプターを飛ばし、名神・新名神高速道路・北陸自動車道の上空から車間距離を詰め、無理な追い越しをする車のナンバープレートを高倍率カメラで捉え、地上のパトカーと連携して取り締まりを強化しています。

あおり運転の対策としては、相手の挑発に乗らない。ドアをロックして車外に出ない。携帯で110番通報。高速道路では、次のSAやPAまで避難してから110番通報。車にドライブレコーダーを設置するなどが有効です。

そこで、道路における様々な事案に効果があり、実用的なドライブレコーダーを購入・設置する費用の一部を補助する制度を滋賀県として設けたいと考え、現在関係者と協議を進めています。9月県議会において提言する予定です。

一人一人が思いやり、安全で快適に走行することができる滋賀の道路を目指します。