平成28年、県議会の一般質問で「G7琵琶湖サミットの誘致を一緒にやりましょう!」と三日月知事に提言し、国などに働きかけを行ってきました。お蔭様でこの度、外務省からG7会合(令和5年)の意向照会が届き、本県はG7閣僚会合を誘致する方針を決定したところです。
ところで、昭和54年、我が国初の大型国際会合として「東京サミット」が開催されました。先進国の特別機が続々と羽田空港の滑走路に着陸し、タラップを華々しく降りる大統領や首相に煌々とフラッシュが輝き、中学3年生(当時)の私はテレビに釘付けになりました。特にフランスの超音速機コンコルドが飛来する姿はとても感動的な場面でした。
日本中が歓迎ムードで盛り上がるなか、中学校の社会科授業で抜き打ちテストがありました。問題:「東京で行われているサミットの参加国を挙げよ」。
懸命に覚えたので、ここぞ!とばかり、日本/大平首相、アメリカ/カーター大統領、イギリス/サッチャー首相、フランス/ジスカールデスタン大統領、西ドイツ/シュミット首相、イタリア/アンドレオッティ首相、カナダ/クラーク首相、EC/ジェンキンス委員長。と解答用紙に書き込みました。
社会科の福原先生(故人)は、この解答にびっくり仰天され、後年も教壇で語り継いで下さったそうです。
さて、今月1日、G7閣僚会合の誘致について、自民党滋賀県議団の政調会長として政調会メンバー8県議で外務省・環境省・内閣府・国家公安委員長・自民党本部等を訪問し、大臣や幹部の方々に直接要望しました。
池に石を投げ入れば波紋が広がるように、G7閣僚会合は滋賀の豊かな自然、質の高い歴史文化、食材等を世界に発信する絶好の機会となります。当初の目標である「G7琵琶湖サミット」実現に向けて足掛かりとなるよう尚一層志気を高めて参ります。
県政の施策においても、世界から滋賀へ・滋賀から世界への視点で県民の皆様をはじめ、市町・関係団体・企業等の皆様と一緒に着実な取り組みを進めていきたいと思います。