外国人旅行者誘致の新たな展開/観光立県=滋賀

2015年5月11日

滋賀県議会議員 ありむら国俊 

先月の滋賀県議選において、お陰様で二期目の当選を果たすことができました。「日本一の滋賀」を創るため、ひたすらに邁進していく決意です。今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。

昨年、滋賀県では、「観光交流振興指針」を策定しました。今年からは、指針に基づく取組を加速させるため、観光・三方よしの認知度向上。滋賀ならではの素材や強みを活かした特色あるツーリズムの展開。来訪者、居住者が共に満足できる観光交流を図っていきます。

平成26年度、訪日外国人旅行者は、過去最高の1341万人に達しました。報道に依りますと、訪日理由に「ロケ地訪問」を挙げる人が殊の外多いそうです。

5/6付のブログをご覧頂ければ幸いですが、ロケツーリズムによる誘客を着実に推進することが、極めて重要なキーになりそうです。八幡堀一帯で邦画ロケが頻繁に行われ、来訪者が引っ切り無しの成果も頷けるところです。平成16年、近江八幡市議会で私が提案した「侍や近江商人装いのエキストラが八幡掘界隈に登場する」おもてなしが、近江八幡観光物産協会や有志のご尽力により先日実現いたしました。関係者の方々に感謝を申し上げます。

007/端島(軍艦島)。リチャード・ギア/HACHI約束の犬(ハチ公物語のリメイク)。アバター/藤の花などのように、洋画のロケ地、題材に日本を選択してもらうこと。邦画の力作を世界へどんどん出すこと。実力を備え、海外営業を手懸ければ、さらに外国人旅行者が増えることになります。訪日により我が国を正確に認知され、親日派が増え、後々様々な好循環を育む期待が膨らみます。

滋賀県は、新幹線、高速道ともに交通利便性が高く、関西と中部の2つの国際空港に近接していることも大きな強みです。両空港を結ぶ観光ルートのアピール。関西広域連合や中部広域観光推進協議会においてのプロモーション活動は戦略的に有益です。

外国人旅行者の訪問地ベスト3は、東京、京都、大阪だそうです。京都がベスト2ならば、隣県として見過ごすわけにはいきません。環境の良さ、歴史の深さ、食文化の豊かさなど、数多(あまた)ある観光力を磨き、魅力を強力に発信する態勢の見直しが急がれます。過去最高数を更新している外国人旅行者を滋賀県へ誘致するため、「滋賀ロケーションオフィス」、「びわこビジターズビューロ」、「観光関連団体・事業者」等関係者と新たな橋頭堡を築く姿勢で積極的に取組んで参ります。

梅雨前の好日、観光がてら、お出かけされてはいかがでしょうか?