学校におけるエアコン整備   滋賀県議会議員 ありむら国俊

2018年1月26日

学校においては、夏季における生徒の健康管理や熱中症予防などの観点から、各学校へエアコン整備を早急に行うことにより、子ども達の学習環境を整えることが、これまでの大きな課題でした。

文部科学省の調査によると、県立高校におけるエアコンの設置率が全国平均49.6%に対して、滋賀県は40.0%。特別支援学校は、全国平均が74.5%に対して、滋賀県は61.6%となっており、いずれも全国平均よりも低い状況です。

このような状況のもと、県では、耐震改修工事や高校再編工事などの大規

模工事が終了することを受け、学習環境の改善に向け、今年度からエアコン整備を本格的に開始しました。

教育委員会では、今後、計画的にエアコン整備を行い、平成29年度は、高校再編校3校と特別支援学校で整備率が低い4校に、平成30年度は、特別支援学校の残り11校と、高等養護学校や分教室を併設する県立高校4校に、順次整備していきます。

県の財政状況が厳しい状況ではありますが、このような状況の中でも、将来を担う子ども達への投資は大変重要であり、特に教育への投資は最優先事項として取り組む必要があります。

これからの滋賀を、日本を担う滋賀の子ども達を、よりよい学習環境のなかで学んでもらうためにも、早急にすべての県立学校にエアコンを整備し、子ども達が学校生活を快適に過ごすことができるよう力を注いでまいります。

引き続き、エアコン整備だけではなく、県立学校における学習環境の様々な改善が進むよう教育委員会と共に誠心誠意、取り組みます。