学校の「エアコン整備」前倒しを。(続)

2018年8月17日

                        滋賀県議会議員 ありむら国俊

最高気温25度以上の日を夏日、最高気温30度以上の日を真夏日、最高気温35度以上の日を猛暑日と言いますが、最高気温40度以上の日は何と言うのでしょうか。正式な名称はないようですが、炎暑日、酷暑日、あるいは命にかかわるので危暑日とでも言うのでしょうか。

さて、市立や町立の小中学校のエアコン整備は、市町などの自治体が行いますが、県立学校のエアコン整備は県が行います。1月30日の県政NOWにエアコン整備について寄稿しましたが、只今、県教育委員会と共に取り組みを進めています。

昨年度は学校再編校3校と特別支援学校4校に、今年度は特別支援学校の残り10校と、高等養護学校や分教室を併設する県立学校4校に整備を進めています。これにより特別支援学校は、来夏までにすべての学校においてエアコン整備が完了します。

また県立高校については、普通教室にエアコン未整備の学校が22校あります。県ではこれらの学校に対し、平成31年度、32年度の2か年に分けて順次整備する予定で進めています。

しかしながら、茹だるような炎天の中、一日の大半を過ごす教室は、もはや子供たちが勉強に集中できる状況にありません。先月、愛知県の小学一年生の男児が熱中症で亡くなりました。まさに命にかかわる問題です。

自民党県議団は、一刻も早く県立高校にエアコン整備を進められるよう、三日月知事、青木教育長などへ計画の前倒しを強く要望しました。

論ずるまでもなく、当事者意識とやる気で、予算を優先的に順位付けするなどして解決できる問題です。

滋賀の将来を託す子供たちへの投資は最も重要であり、すべての子供たちが快適な教室で学ぶことができるよう、エアコン整備の前倒し実現のために今後も積極的に取り組みます。