桜の便りが届きはじめる頃になりました。
いよいよ平成29年度が始まろうとしています。
滋賀県議会では3月21日まで2月定例会議を開き、平成29年度の予算をはじめ県民生活に関わる67議案を慎重に審議しました。
三日月知事が就任されて3度目の本予算は、基本構想計画の期間折り返しとして着実な成果が求められます。
予算規模は5,343億円、前年度比1.9%減とし、持続可能な財政を確保するためにプライマリーバランスを4年連続でプラスにするなど、財政規律に配慮した苦心の予算と読み取れます。
歳出では、平成36年に開催する滋賀国体の施設整備や平成32年に開館する新生美術館の整備、特に私が力を入れている今年10月に東京・日本橋にオープンする首都圏情報発信拠点の整備など、滋賀県の次代を見据えた予算が目に留まります。
さらに「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」の制定を受け、所属する特別委員会等で提案してきた国民の拠り所とすべき琵琶湖を「守る」「活かす」「支える」取り組みも予算化されました。
平成29年度予算の執行により、県勢のさらなる発展に資するよう執行部と連携しつつ、県民福祉の増進を図るために引続きしっかりチェックしてまいります。
また長時間労働の是正が社会問題となるなか、県庁においては「生産性の高い働き方」に向けて行動計画が定められました。健康で多様なワークライフバランスを実現することで個々の生活が充実し学びの機会が増え、延いては県民サービスの向上に繋がる重要な取り組みです。
こうした新しい動きも含めて、平成29年度が県民の皆様と共に実り多き1年となるよう私も全力で取り組んでまいります。