最小の経費で最大の効果を。  滋賀県議会議員 ありむら国俊

2019年8月15日

残暑お見舞い申し上げます。

四季がある日本。それゆえにこそ、文化的な成熟度が世界随一の国になることができたと私は感じています。

大変暑い日が続きますが、皆様が今年の夏を思うままに楽しまれることを念じています。

さて、私たちを取り巻く環境の変化は、

これまでの経験と常識を大きく超えています。

昔は、遠くからゴロゴロと近づいてきた雷が、近頃は、いきなりピカッと唸ります。

気候変動の影響で集中豪雨による水害・土砂災害も頻発しています。

社会の変化においては、

人口減少と少子化の進行。高度経済成長期に集中的に整備された社会基盤の老朽化が指摘されています。橋梁などの老朽化対策も切迫した課題です。

このような状況を踏まえ、県民の生命と財産を守ることが最重要の使命であることから、防災意識を高めつつ、戦略的に社会基盤の整備を進める必要があります。

未来への投資という評価を持ち合わせる社会基盤の整備は、ストック効果を重視した公共投資を推進することにより、安全安心な暮らしを確保することができます。

即ち、本県の経済成長と財政健全化の双方を実現することが可能になると考えています。

令和元年度は、滋賀県議会の土木交通部を所管する常任委員長として、県土の強靭化、維持管理、地域公共交通ネットワーク(特に近江鉄道の再構築)、災害に強い滋賀づくりを柱として重点的に取り組んでいます。

地方自治法の第2条第14項は、最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならないと定めています。必要な予算を最大限に生み、近江八幡市・竜王町の各施策のニーズに応え、工夫を凝らし、適切かつ円滑に本県の社会基盤の整備を遂行するために精一杯力を尽くしてまいります。