県では、平成26年に「滋賀県『観光交流』振興指針」を策定し、本県の観光行政の理念や目指すべき方向性を示しました。また毎年度「滋賀県『観光交流』振興指針アクションプラン」を策定し、指針で定めた目標に向かって、県が具体的に取り組む内容をまとめています。現在は平成29年度のアクションプランにより、市町、観光関係団体等と連携を図りながら取り組みを推進しています。
一方、大きな課題としては、琵琶湖をはじめとする自然や歴史文化、その豊かな環境で育まれた「いいもの」、「全国一のもの」がたくさんあるにも関わらず、国外はもとより国内にも十分浸透していないことです。
それ故に、
平成30年度の大型観光キャンペーン開催の機運を計画的に盛り上げていくとともに、旅行者の受入体制を早急に整えること。ビワイチを安心・安全で誰もが楽しめるコンテンツとして確立するために、より計画的・体系的なビワイチの推進を行うこと。東京2020オリンピック・パラリンピックを控え、本県にも外国人観光客を呼び込み、宿泊だけでなく県内を周遊してもらうこと。DMO(観光物件、自然、食、芸術、芸能、風習など当該地域にある観光資源に精通し、地域と協同して観光地域作り行う法人)を中心としたマーケティングに基づく観光振興の仕組みづくりが求められています。
常々、「課題は可能性」と心掛けています。
今年度は特に、昨年10月に東京の日本橋にオープンした「ここ滋賀(首都圏情報発信拠点)」で、ターゲットを意識した戦略的な情報発信の実施。官民協働により総合的な推進計画の策定などを重点的に推進しています。
これらを着実に遂行し、観光による市町の交流人口の増加、観光を通じた市町の経済活性化につなげ、県内を楽しく巡りながらアイディアを浮かばせ、観光立県を目指して強力に発信してまいります。
もう少しすると暖かくなります。滋賀の観光はいかがですか?
滋賀県:実績(平成27年度)
観光入込客(延べ):4,794万人。
宿泊客:383万人。
外国人観光入込客(延べ):48万人。
外国人宿泊客:36万人。
観光消費額:約1,638億円。