滋賀県議会の主な取組 滋賀県議会議員 ありむら国俊

2014年9月11日

9月定例会が、先週17日にスタートしました。当日は、会議録署名議員の指名、議案の上程、知事による提案説明が行われました。議案調査を経て、22日に会派代表質問。26日から一般質問が始まります。その後、常任委員会・特別委員会による審査。10月10日に委員長報告に続いて採決が行われる予定です。

今回は、時宜を得た県議会の主な取組をご紹介します。①議決は、条例を制定・改正・廃止、予算決定、法律・条例で定められている重要な事柄を決めます。②認定は、決算を審査します。③調査・検査・監査請求は、県の仕事が正しく行われているかどうか監視します。④請願・陳情は、受理して審査等をします。⑤意見書の提出は、県民の利益になるよう政府に要望します。⑥選挙は、議長や副議長、選挙管理委員などを選びます。⑦同意は、副知事や行政委員選任・任命に同意します。

本会議に提案された議案を分担して審査するため、5常任委員会と4特別委員会が設けられています。他に議会運営委員会、決算の認定に際しては決算特別委員会、当初予算の審議に際しては予算特別委員会が設置されます。

今年度、所属する「文教・警察常任委員会」においては、◎子どもの学力・体力の向上に関する施策の推進。◎安心・安全な滋賀の実現に向けた警察基盤の充実・強化。2点を重点的に審議し、所属する「広域行政対策特別委員会」においては、◎広域行政と基礎自治体に係る課題。◎関西広域連合を含む広域的取組に係る課題。◎中部圏・北陸圏との広域連携。3点を重点的に調査しています。

滋賀県の議会は、明治11年太政官布告の府県会規則に基づいて設置され、翌年に開場式を大津顕証寺で行ったのに始まります。当時、議員の任期は4年でしたが、2年目で半数を改選する制度でした。

今日まで135年に亘って先人が地方自治の進展と自治権の擁護に努めてこられました。今年度からは、より県民の皆様に開かれた議会を目指すため、通年議会制度を導入し闊達な議論を展開しています。来春行われる一般選挙から、議員定数3減の44名とすることも決まりました。

活力ある滋賀、真心かよいあう滋賀。これは県民みんなの願いであると心得ています。

この願いを実現するために、議決機関としての任務をしっかり果たしながら、滋賀県のさらなる発展を目指して精一杯努めて参ります。ご都合が合うようでしたら、9月定例会へ傍聴にお越し下さい。お待ちしています。