4月に入り、滋賀県庁や県の各機関も令和3年度の新体制がスタートしました。
さて、3年前の県政NOWでご紹介しました滋賀竜王工業団地(竜王町岡屋)は、名神高速道路の竜王ICから1.5kmの土地に滋賀県と竜王町の協力により、滋賀県土地開発公社が約31haを開発(分譲7区画)した本県トップクラスの大規模工業団地です。
既に稼働している企業は2社。新幹線などの車両電機・パンダグラフを製造する東洋電機製造株式会社(平成30年6月竣工)。ポーション商品・介護食向けカップゼリーを製造するサクラ食品工業株式会社(令和3年2月一部竣工)です。
まもなく建設工事に着手する企業は3社。世界トップレベルのリチウムイオン電池を製造するエリーパワー株式会社。国内外でトップシェアの空気圧制御機器を製造するSMC株式会社。誰もが知る調味料を製造するヤマサ醤油株式会社です。
残る2区画につきましても、夏までには売却先の企業が決まる予定で、ようやく分譲7区画の全てが完売する見通しがつきました。
いずれの企業も日本を代表する大手産業メーカーです。国内はもとより世界に誇れる製品が滋賀竜王工業団地で製造されることは、本県にとっても大変意義深いものです。
加えて、コロナ禍という不透明な社会環境のもと、事業を拡大され地域の経済活動に貢献頂いていることに感謝を申し上げます。
そして何よりも、十数年前までは主に山林原野だった場所において、計画・造成・誘致・建設・製造・出荷の流れを育み、長年にわたり各方面でご協力頂いている関係機関、関係者に篤く御礼を申し上げます。
これからも、滋賀竜王工業団地が地元の雇用を生み、地域の振興と発展に繋がるように関係機関、関係者としっかり連携してまいります。