自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(案)の制定を目指します。

2015年10月8日

                         滋賀県議会議員 ありむら国俊

近頃、マスメディアで自転車に係る話題がクローズアップされています。そこで、自転車はいつ頃発明され、いつ頃日本に伝わったのか調べてみました。1810年代にドイツの「ドライス」という人物が作った「ドライジーネ」が二輪車の起源であること。意外な事には、遡ること78年前の1732年、彦根藩士の平石九平次時光(ひらいし・くへいじときみつ)が記した「新製陸舟奔車之記」(彦根市立図書館所蔵)に、「新製陸舟車」という3輪(ペダル状及びハンドル状の機構)を走らせた記録が存在すること。そして明治以降、急速に広まり今日に至ることを知りました。

私たちの日常生活において、自転車は移動手段として通学や通勤、買い物などで重宝している他、趣味や健康維持から本格的なスポーツ競技まで幅広く活用されています。滋賀県においても、これまでからビワイチ(琵琶湖一周)で自転車を手段とする地域振興策を積極的に展開しています。一方で、自転車が関与する交通事故の増加や利用者の運転マナーの悪さが指摘されるなど、自転車の安全な利用対策が喫緊の課題となっています。

これらの経緯から、私が委員長を務める県議会文教・警察常任員会において、「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(案)」を委員会から提案すべく、27年度中の条例制定へ向け、闊達な議論を展開し都度増補しているところです。

併せて、県議会事務局、教育委員会、県警察本部、土木交通部、商工観光労働部等からの応援も頂き、幾度も協議調整を行いました。今月は、外部関係者の「参考人招致」を実施し、延べ10団体以上の代表者から其々貴重なご意見を頂戴することができました。

目指す条例の第1条(目的)には、県の責務並びに県民、事業者及び交通安全に関する活動を行う団体の役割を明らかにすること。環境負荷の低減等、観光振興に資すると認められる自転車の特性を最大限に活用すること。自転車が関係する交通事故の防止を図り、県民が安心して暮らすことができる地域社会の実現に寄与すること。などを基本に謳いたいと考えています。

今後は、条例案に対し、県民政策コメントの制度により、広く県民の皆様からもご意見を伺う予定です。より良き自転車の利用に則して、皆様と共に進めて参りたいと存じます。